夜9時に寝てしまって
朝2時に目覚めてしまった
フルーツの奇行子
ジェラートに恋した果物屋
スヌーピーフルフルこと古田芳章です。
FMIというメーカーのジェラートマシンを14年間使っておりました。ここ数年調子が悪く、音が多きくなり、異音がしたり、冷却するまでの時間が長くなったり、機械としては限界を迎えておりました。この半年自分でジェラートを作ることになり、余計にそれを感じていました。
買い替える1番の原因は、もう部品がないことです。次に主要部品が壊れると、もう直せません。FMIというメーカー自体すでになくなってます。
メンテナンスや今までの日本市場へのシェアからいうと、1番はカルピジャーニというメーカーです。たぶんジェラートマシンでは1社独占状態です。
14年前にジェラートマシンを買うときにも候補に挙がったのですが、僕はFMIを選びました。その理由はジェラートセミナーでの講師の一言です。両方のジェラートセミナーに参加したのですが、カルピジャーニのほうはコスト優先な内容でした。どうしたら儲けることができるか?それも大事なことだとは思うのですが、試食で出てきたジェラートもたいして美味しく思いませんでした。なぜなら原材料が缶詰やペーストだったからです。
対してFMIの講師、根岸さんが言った言葉は、今も僕の心に鮮明に刻まれています。
コストも大事ですが、自分が美味しいと思う原材料を使ってください!
どんな原材料を使ったらいいですか?という質問の答えだったのですが、僕の心にすっと入ってきました。
自分が美味しいと思う原材料を使い、自分が美味しいと思うジェラートを創る。
これが今も僕のもの創りの原点です。
カタブリガというメーカーは、まだまだ日本では無名です。まだ日本に入ってきて4,5年くらいかな。がしかし最近の日本市場への躍進は凄まじい!僕は入ってきた当初から展示会で見て、カルピジャーニよりこっちのほうが性能的にいいんじゃないかなと思っておりました。ただ問題はメンテナンスです。機械だから壊れます。それもイタリア製ですから(笑)。その当時はまだ営業網が全国的に整備されていませんでした。
カタブリガの営業マンは、元カルピジャーニの営業マン。カルピジャーニのことも熟知してます。彼が言うにはイタリアではカタブリガのほうが歴史が古く、機械の性能もいいので、本国では太刀打ちできないから海外に販路を求めた。と言っておりました。まんざら嘘でもなさそうです。現にカタブリガの機械をカルピジャーニの名前で販売しておりました。僕が買った機械がそれです(笑)。
あれっ、カルピジャーニにも同じ機械あったのになあと思って探してもカタログに載ってませんでした。聞いてみるとカタブリガが日本進出することになって、機械の提供をやめたんだって!カルピジャーニでは、この機械作れないらしいです。
安全パイなカルピジャーニ!リスクと隣り合わせのカタブリガ!僕が選ぶのは自然とこうなるよね。事業も安全パイ狙ったら必ず失敗するから。リスクとチャンスは隣り合わせですから。
2tトラックにジェラートマシン1台だけ積んでやってきました。大阪の摂津から下道で4時間かけてきたそうです。(高速で来ると1時間半くらい。)
実際に目の前にすると思ったよりデカい!
トラックから降ろすと工場内は段差がないので、そのまま押して搬入しました。今つなげてるフリーザーとパステライザーを外して、新しい機械の給排水と電源を繋げます。
以前使ってたFMIの機械内部を見たときは、中がガラガラでなんじゃこらという印象でした。でも今回はなんか雰囲気が違う。
この機械はフリーザーとパステライザーが一体となってる機械です。なのでシリンダーが2個あり、空間はありますが、そんなにガラガラという印象ではないです。それより各部で使われてる部品の精度がなんか全然違う。内部を見てなんか興奮してきた。
機械を動かすと中央にある太いベルトがぐるぐる回りだします。なんか車のエンジンが動き出したような音がします。マジかよ!前は安っぽい音だったのに。でもこのベルト切れるんだろうなあ。イタリア製だもの(笑)。
接続完了!さあ~明日からジェラート創るのが楽しみだ~
ただ部品の取り付け方わかるかなあ?ゴムのガスケットやたら多いんやけど……
このブログ書くの3時間かかった。今朝の5時!(笑)
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