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失敗を恐れない子供に育てる方法とは

2021/08/22更新:

日本講演新聞主催の講演会に
参加しました


講師は小玉宏さん
(講演家/筆文字作家)
通称たまちゃん




宮崎県で20年以上の教職経験があり
指導主事(先生を教育する役職)を務めた後
結婚を機に退職???




筆文字作家、講演家として
全国を飛び回り




今は大分県で自然農法を取り入れた
農業を行っております


さてどんな話が聞けたかな?


ジェラートに恋してる果物家
GoziUフルフルこと古田芳章です



この公演会で印象に残ったエピソードを
紹介します



学校で合唱会が開かれることになり
クラスで1名ピアノを弾く学生を
選出しないといけなくなりました


たまちゃんが1名を指名したのですが
その翌日からその生徒は不登校となり


ピアノを弾く人が誰もいないので
たまちゃんがピアノを弾くことになりました


もちろんピアノなんて
弾いたこともないし
弾けません


でもやるしかない
中古のキーボード買ってきて
休憩時間に練習しまくりました


なんとか合唱会に間に合い
無事任務を終了できました


そのたまちゃんの行動に
感動したのが


クラス1のワル!


たまちゃんに懇願しました


「先生僕ピアノ弾きたい!」


マジか?


おまえ弾けるのか?


弾いたことない!


その日の夜
その両親から連絡があり

「キーボードを買ってほしいと
 息子が言ってるんですけど…」

中古のキーボードを
買ってあげてください
と答えたそうです


次の日から毎日
練習しました


あのクラス1のワルが!


そして合唱会当日


その生徒の親は
自分の息子が合唱会でピアノ弾くから
みんな見に来てと


親戚に連絡しまくったら
30人ほど来てくれて
最前列に陣取りました


さあ~合唱会が始まりました
途中まではうまくいったのですが
終盤ピアノのフレーズを忘れてしまい


途中で音が止まってしまいました
開場はシ~んとしました


気を取り直して2小節前から
再度演奏を始めました


しかしまた同じところで
演奏はストップしました


また再度2小節前から
演奏が始まりました


これを17回繰り返しました


17回目にやっと
続きを演奏することに成功し
会場は割れんばかりの大喝采が起きました


そして最後まで無事演奏ができ
スタンディングオベーションが起こりました


最前列にいた親戚は床に崩れ落ちて
号泣しておりました


本人は試合の終わった「あしたのジョー」
みたいに放心状態となっておりました


みんなを感動させるのは
いいところばっかり見せるのではなく



うまくいかない
できてないところを見せる方が
すっと心の中に入っていく気がします


今の子供たちは
失敗を恐れてチャレンジしない


なぜそうなったのか?


我々大人たちが失敗した姿や
情けない姿を子供たちに見せてないから


失敗してもまた立ち上がり
前向きに取り組んでる姿を見せてないから


成功した姿しか見せてないんじゃないかな


だから失敗したらダメだと考える
なのでチャレンジしない


それはそうだなあ
と思った

この話を嫁にして
こう言いました


「僕ももっと自分の失敗や
 情けない姿を息子に見せるようにしよう!」


そしたら嫁はこう言いました


「あんたはもう充分見せてるんじゃない!」


???


そんなん見せたことあったっけ?

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