フルーツの奇行子
ジェラートに恋した果物屋
スヌーピーフルフルこと古田芳章です。
組織はノームによって動く。
ノームとは、組織において暗黙のうちに了解されてるルール。
例えばある教室で授業をしています。
先生が生徒に向かって言いました。
これから大事な話をするから
鉛筆を置きなさい！
ほとんどの生徒は鉛筆を置きましたが
数人はまだ鉛筆を置いていません。
先生はそれに構わず
大切な話をし始めました。
この時否定的なノームが
クラス全体に漂います。
先生の言うこと聞かなくても
やってくれるんだ！
先生は生徒全員が鉛筆を置くまで
絶対に話し始めてはダメなんです！
こんな感じのこと日常でよく起こりませんか？
うちの家庭にも似たような話がありました。
正月家族３人で神戸のホテルに泊まる予定にしてました。
その当時息子は小学生低学年だったかな。
僕らは正月でも出荷作業があるので、
息子は嫁の実家で僕らの仕事が終わるまで
待機することになりました。
その時約束しました。
ちゃんと宿題やり終えといてね！
やってなかったら連れて行かへんからね！
仕事が終わって
嫁の実家に帰って
さあ神戸に向かうぞと思ってたら
なんか息子が物が悪そうな顔をしてます。
まさかと思い聞いてみました。
よっくん、宿題やった？
やってない！
帰ったらやるから！
ここで普通の親やったら
叱って、帰ったらやりなさいよ！
と言って連れて行くんだろうなあ。
でも僕は普通の親ではありません！（笑）
宿題やってなかったら
連れて行かへんって言うたよな！
約束守らへんかったから
神戸はキャンセルする！（キッパリ！）
息子はびっくりして
わんわん泣き始めました。
ちょっと駄々こねたら
連れて行ってくれると思ったんやろなあ。
当日キャンセルしたら
返金きかないから全額負担になり
正月料金も加わって10万ほどパーになる。
まさかそんなことしないと踏んだんやろな。
甘いな！
そんなお金の価値より
否定的なノームを払拭する方が
100倍価値がある！
別にお父さん神戸に行きたくないし！
家でお酒飲みながらテレビ見てる方がいいし！
と電話を取ってキャンセルしようとしたら
嫁が助け舟を出しました。
よっくん、今から宿題やりな！
宿題やり終えてから連れて行ってくれるように
お父さんに頼んであげるから。
ということで僕もその条件を飲み
息子は宿題に取り掛かり
2時間遅れで神戸に出発することができました。
それ以来息子がそんなことをすることは
1回もないです。
古田家の否定的ノームの払拭作戦大成功！
