フルーツの奇行子
ジェラートに恋した果物屋
スヌーピーフルフルこと古田芳章です。
赤田善さんの計らいで、ドーバー酒造さんにお邪魔しました。場所は三田です。日本唯一の製菓業界向け洋酒メーカーです。失礼ですが知らんかった（笑）
なんか要塞のようにそびえたってます。重厚な建物です。
ロビーもまた立派です。高級ホテルのロビーみたいです。
工場内を見学させてもらいました。あまりにすごい設備ばっかりだったのですが写真少ししか撮れてません。
使ってるタンクは白色グラスライニング製タンクです。ステンレスのタンクだと、どうしてもステンレス臭がつきますが、このタンクは匂いが全くつきません。洗浄も楽なようです。
入ってきたお酒が調合されタンクに保管されます。いきなりタンクに大阪国税局と書かれてます。まだこの時点では国税局の持ち物なんですね。普通のメーカーだったらここからボトリングに入るのですが、ここはさらに熟成庫にお酒を移動させて、寝かせます。
この機械を使ってタンクからタンクにお酒を移動させます。
タンクからタンクに移動させる時も、量が減ってたりすると、減った分黙ってどっかに売ったんじゃないかと勘ぐられたりするので、量に関してはシビアです。
こちらが熟成庫です。最終ここで人が実際にテイスティングしてＯＫであればボトリングに入ります。熟成させると円くなるというか、角がなくなるというか数値では測れないところを人間の味覚を頼りに仕上げます。
ここからボトリングに入るのですが、写真を取り損ねました。（笑）ボトリングの部屋はクリーンルームになっていて、もちろん陽圧です。部屋の内側から外側に向かって圧力をかけてるので、虫が入ろうにも入る余地がありません。
配送倉庫を見た瞬間叫んでしまいました。
なんじゃこりゃ！
オーダーが入ると右側の倉庫から、左側の出荷前ストックヤードにベルトコンベアで商品が運ばれてきます。
ここにストックされます。
商品が入っていったり出て行ったりしております。未納税酒類とか課税酒類とかわけわからなくなりそうですが、このストックの動きをずっと眺めていたい感じです。
凄すぎる！まだ外にも城のような施設が！
別棟の建物でパストリーゼ７７という除菌剤を製造してます。酒類製造の長年に渡るノウハウにより酒造用醸造アルコールと純水を使用。また、カテキンの研究・応用により、他社には真似のできない抗菌持続性と抗ウイルス性に優れたアルコール製剤です。ケーキなどの食品に直接かけても大丈夫なものです。
この広大な施設もびっくりしましたが、もう一つびっくりしたことがあります。それはこの施設内で働いてる人の少なさです。基本的に午前中に製造、午後から配送というスケジュールになってるらしいのですが、製造場には誰一人いませんでした。僕らが伺ったのは午後だったので事務所と配送に人はいましたが、総勢30人くらいかな？こんな広い施設なのに！
いろんなところを機械化したり企業努力によって、人が少なくても工場が動くようにしてるんだと思います。
この後テイスティングルームにて、いろんなお酒の試飲をさせてもらい、持っていったジェラートに合うお酒を選んでもらったり、楽しい時間を過ごしました。ここのお酒は製菓用なので、味も香りも強いものが多く、非常に魅力的でした。ドーバー酒造さんありがとうございました。
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