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なぜ果物屋を継いだのか:結婚編2

2022/04/17更新:

大学を卒業し 
大阪中央卸売市場に勤めてた頃
付き合ってた彼女がいました


自身の留学経験を活かし
留学したいという学生を
手助けしたいという思いから



教師という職業についていました



僕は男性でも女性でも
夢に向かって突き進んでる人は
大好きなので



そういう人を応援したいな
と思っていたのですが
それが仇となりました


中庸半端な
ジェラートに恋してる果物家
GoziUフルフルこと古田芳章です



僕の好みは
男みたいに仕事バリバリしてる女性


夢に向かって突き進んでる人


その男っぽさから
時折垣間見せる女らしさ


そういうのが好きかな



でも付き合っていくと
段々そのベクトルが
違うほうに向いてくる


仕事が1番で
恋愛は2番


僕はそれでいいと思ってるし
そういう人が好き


でもこの順番が
入れかわってくるんだなあ


そうなってくると
僕は冷めていってしまう


僕は自分の夢に向かって
突き進んる人が好き
なのであって


恋愛が最優先な人が
好きなんじゃない


結局別れることとなったんやけど
彼女との未来が想像できなかった
というのが一番の原因かな


ビジネスでもそうやけど
自分がイメージできないものは
実践できない


それに輪をかけて
両親からは彼女との付き合いを反対されてた



彼女の人間性を無視して
教師という夢があるから
反対してた


もうわけわからん


夢もなんもない人がよかったんやろ



親戚まで乗り込んできて
付き合いを反対された



別に結婚しようという気はない
と言ってるのに


全然別の理由で
その彼女とは別れることと
なったんやけど


今思いだしても腹立つ


その彼女と別れて
数か月たった頃


手紙が届いた
そこにはこう書かれていた


私には夢があった
留学したいという学生を
手助けするとこ



でももし仮に
あなたと結婚出来たら



あなたとの子供を産んで
その子供たちが
段々あなたに似てきて



その家族に囲まれながら
生きていけるのなら



もう


私の夢なんてどうでもよかった


と書かれていた
さすがに号泣してしまった


素晴らしい
女性とお付き合いさせてもらったと
もう今は感謝しかない


数年後その彼女が結婚したと聞いて
お祝いの電話したら


やっぱり付き合ってる頃とは
声のトーンが違ってた


そりゃそうよね


彼女はアメリカ人と結婚して
アメリカに行ってしまった


そこから僕の暗黒時代が
始まるのであった



つづく

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