フルーツの奇行子
ジェラートに恋した果物屋
スヌーピーフルフルこと古田芳章です。
結論から言うと
消費期限とは、安全に食べられる期間。
賞味期限とは、美味しく食べられる期間。
似てるけど意味は全然違います。
消費期限とは、期間が数日で、
その期間を超えると安全性を保てないものです。
簡単に言うとその期間を超えたものを食べると
お腹を壊す恐れがあるものです。
これは麻婆豆腐を作るために買った
豚ミンチです。
はっきり消費期限と書かれています。
買ったのが11/8日なので2日しかもちません。
対して賞味期限とは比較的期間が長く
(1週間から数年)
その期間を少し過ぎても安全性を保てないものではないです。
美味しく食べられる期間なので、
多少味が落ちたり、色が変わったりしますが、
期間を過ぎたものを食べても
お腹を壊すというものではないです。
もちろんあまり期間を過ぎすぎると危険性はあります。
こちらが一緒に買った木綿豆腐です。
こちらもはっきりと賞味期限と書かれています。
一週間ほど期限があります。
ちなみにジェラートには賞味期限の表示義務がありません。
(日本ではジェラートという規格がなく、
氷菓、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスに分類されます。)
マイナス18℃以下で保存してると品質の劣化がないからです。
商品を提案するとき、
賞味期限の設定根拠を示せと言われることがあります。
消費期限の設定根拠なら、
品質検査に出して、
一般生菌数、大腸菌群陰性、黄色ブドウ球菌陰性
(商品によって検査項目は違います。)
などを調べて提出すればいいんだけど、
賞味期限の設定根拠は難しい。
美味しさを数値で表現しないといけない。
なかなかそれはできないので、
品質検査と業界標準を参考として提出してます。
なんとなくは皆さん知ってるけど、
なかなか明確に答えられる人は少ないと思います。
食品製造業をやってるので、
自然と覚えた言葉です。
またちょこちょこと身近にあるけど
意外と知らないことをアップします。
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