フルーツの奇行子
ジェラートに恋した果物屋
スヌーピーフルフルこと古田芳章です。
シチリアにある古代小麦を使ったパスタメーカーを視察に向かいました。
見渡す限り、山や畑の広がる道を車に乗って向かいます。建物らしきものは全く見かけません。
舗装もされていない道を進んでいくと、かなり先の方に建物が見えます。もしかして目的地はあれかな?
近づいてみると、やはりこの建物が目的地のパスタ工場でした。こんなところにポツンと一軒家みたいです。
このメーカーは、もともと何世代にも渡って小麦を栽培してた農家です。15年前に農業を辞めて、4人のいとこが中心となって、小麦畑の中にパスタ製造所を作ることを考案しました。
シチリア小麦の歴史は長く、28種類の古代小麦があります。
パスタを製造するにあたり、小麦の栽培方法や小麦粉など、いろんなプロセスを検証し、いいものを創り出すという信念の元、たどり着いたのが、古代小麦を石臼でひくという製造方法です。
さらに普通のパスタメーカーでは、日持ちが悪くなるので、外皮や胚芽を取り除いてます。外皮を取り除くのは農薬の関係もあります。
このメーカーは外皮から全部挽きます。外皮は食物繊維豊富で一緒に挽くと小麦が柔らかくなるそうです。
昔イタリアで食べられてたようなパスタを食べてもらいたいという思いで、外皮や胚芽も一緒に挽き、その小麦と水を混ぜてパスタを作り、ロングパスタを袋に入れるのは手作業です。
パスタが出来上がる一連の流れを説明します。
大きな袋に入った小麦です。
この袋に入った小麦をこの機械で吸い上げて、ゴミをなどを取り除き隣の機械に落とします。
この小麦を吸い上げて隣の部屋の石臼で外皮ごと挽きます。この巨大な石臼は大理石の一種で、花崗岩でできてます。大、中、2種類の大きさの小麦を挽きます。細かい方が表面積が大きくなるで、よく水を吸うそうです。
ここから隣の機械にいきます。何の機械かは忘れました。(笑)
ここからまた外に配管が出て、パスタをつくる工程にいくのと、そのまま小麦で出荷されるのとに分かれます。
ここからパスタを作る小麦は、工場の上のほうの配管を通って、水と混ぜ合わされ捏ねる工程に進みます。
ここで小麦と水を混ぜて捏ねます。
捏ねる工程が3工程あります。水を徐々に混ぜながらだんだんと捏ねていきます。
捏ねあがっらパスタが型を通って落ちてきます。
出来上がってきました。この後はゆっくり乾燥です。
ここで28度以下、25時間かけてゆっくりと乾燥させます。低温殺菌、低温長時間乾燥することによって、小麦特有の香りや味をキープします。
これはパスタの形を作るアタッチメント!
ここのオーナーが丁寧に親切に説明してくれました。今は自分の息子や親せきが一緒に働いてくれてると嬉しそうに言ってました。
こういうの見ると今の自分たちのやってることは正しいのかと自問自答してしまいます。手作業も多いんだけど、主要なところは近代化されてて、この工場内4人くらいで回してる感じでした。ん~いろいろと考えてしまいます。
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